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トップ > 社会保険労務士 小岩広宣の「勝ち組」へのステップアップ法! >藤田東湖が語る採用と処遇。

藤田東湖が語る採用と処遇。


三重県鈴鹿市の社会保険労務士・小岩広宣です。


今日は仕事の合間をぬって、お墓参りと親戚との会食。年に数回、昔の自分を知る人たちと過ごすと、自分の素顔を再確認することができる気がします。


年を重ねるごとに、仕事面でも、そして人間的にも、成長していると思っていただけるよう、頑張っていきたいものです。




さて、今日は藤田東湖の言葉です。


東湖は幕末の水戸藩に仕えた政治家、学者。徳川斉昭の腹心として活躍し、水戸学の大家として全国の志士に大きな影響を与えました。




人材を採用するに、君子小人の辨酷(べんこく)に過ぐる時は、却って害を引起すもの也。


其故は、開闢(かいびゃく)以来世上一般十に七八は小人なれば、能く小人の情を察し、其長所を取り之を小職に用ひ、其の才藝(さいげい)を盡(つく)さしむる也。


東湖先生申されしは「小人程才藝有りて用便なれば、用ひざればならぬもの也。


去りとて長官に居(す)ゑ重職を授くれば、必ず邦家を覆(くつがえ)すものゆゑ、決して上には立てられぬものぞ」と也。





人材を採用するにあたっては、君子(徳のある立派な人)と小人(徳の低い普通の人)との区別を厳しくし過ぎると、かえって良くない人事になってしまう。


人間の歴史が始まって以来、世の中で十人のうち七、八人までは小人なのだから、小人であっても、よく人間性や性格を観察して、その長所をみて適職に登用し、能力や技術を十分に発揮させることが大切だ。


藤田東湖先生はこうおっしゃっている。「小人の方が、能力や技術がある人が多く、組織の役に立つわけだから、ぜひともこれらの人を登用して仕事をさせなければならない。


だからといって、あまりに重い肩書を与え、重要な職務につかせると、必ず国を覆すようなことになるから、決してそんなことはしてはならない」と。 



彼の言葉を引用した西郷隆盛の遺訓集、「西郷南洲遺訓」の一節です。


お盆休みには、採用や人事について、あれこれ頭を悩まされる経営者の方も多いと思います。


東湖の言葉は、シンプルですが、ものごとの本質をするどく言い当てているのではないでしょうか。


「君子」とか、「小人」というのは、ある意味、差別的な表現かもしれませんが、経営者なら、だれしも人間評価についての厳しい「モノサシ」を持っているものです。


いっけん「小人」と思われる人の方が、実際には高い能力や技術を持っているという感覚は、理解できるでしょう。


でも、いくら実務的な能力や特定の技術が高いからといって、高い志しや重い責任を担うポジションに据えると、やはり組織はおかしくなる。




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「西郷南洲遺訓」は、ものごとの道理や人の道について、政治家や経営者のあるべき姿について、深い教えを与えてくれる書。


あの稲盛和夫氏が大きな影響を受けている書でもあります。


まだ読まれたことがない方は、ぜひ一読をおすすめしますニコニコ




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